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退職は円満にすること

退職手続きはできるだけ円満に行うようにしましょう。喧嘩別れをしても誰も得しません。今後取引関係になる可能性もあるので、穏便に跡を濁さないで退職するようにしてください。

退職の手続き

退職する際には書面で退職願を提出します。退職金が支給される場合はその申請をします。また引き継ぎもきちんと行い業務を円滑にできるように準備しましょう。

退職願について

退職の際、退職願を提出しましょう。「退職届」や「辞表」ではなく「退職願」とします。退職願は手書きで、所定のフォーマートがない場合無地の便せんに黒の万年筆またはサインペンで書きます。用紙は四つ折りまたは三つ折りにして封筒に入れます。

退職金の申請

退職金制度のあるなしは企業により異なります。制度がある会社の場合勤続年数が一定期間超えると対象となります。勤続年数が長いほど金額も多くなります。自己都合の場合支給額が少なくなることもあります。

また退職金を受け取るのに自分自身で申請手続きをする場合もあります（年金基金の退職一時金など）。この場合別途ご自身で所定の手続きをしてください。

業務の引き継ぎ

退職の意思を表明してから実際の退職日までの期間は会社の慣例によりますが、2ヶ月前までには伝えるようにしましょう。きちんと期間を設けることでスムーズに業務を引き継ぐことができます。

また取引先への挨拶や業務の引き継ぎは後任者にきちんと行いましょう。できるだけ書面で誰が見てもわかるようにまとめておくことが好ましいです。

退職時に返却するもの

退職時に会社に返却すべきもはきちんと提出しましょう。

• 健康保険被保険者証
• 身分証明証、通勤定期券
• 制服、備品
• 書類、データ

退職時に受け取るもの

転職先の会社に提出するためのものもあります。忘れないようチェックしておきましょう。

• 雇用保険被保険者証
• 離職票
• 年金手帳
• 源泉徴収票

保険、税金、年金の手続き

退職すると健康保険や年金の手続きが必要です。特に退職後失業状態になる場合は特に忘れずに行ってください、

健康保険

退職と同時に社会保険の被保険者としての資格を失います。転職先が決まっている場合は会社の健康保険に、そうでない場合は「任意継続保険制度」を利用するか、国民健康保険に加入します。

年金・国民年金

年金は未払い期間によって将来給付額が減ったり受給資格を失う場合もあります。きちんと加入手続きをしましょう。

ハローワーク

ハローワークは公的な職業安定所です。求人情報の提供や職業訓練などのサービスがあります。うまく活用してよりよい転職活動にしてください。

雇用保険の給付

ハローワークでは条件を満たした失業状態にある方を対象に雇用保険が給付しています。もちろん働く意思がある方が対象となるので求職をしていないといけません。また自己都合による退職の場合は3ヶ月間の猶予があります。

職業訓練

ハローワークを通じて職業訓練校などの様々な講座を受けることができます。また訓練内容は各都道府県によって異なります。

• エクセル講座、イラストレーター講座、建築士受験講座など
• CAD講座、会計処理入門、介護のための調理法など
• 配管科、洋服科、造園科、電気工事科、タイル施工科など
• OA事務科、菓子製造科、商業デザイン科など

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