【第3回】上司との付き合い方

給料を上げるには査定の評価が高める必要があります。上司の評価が高ければ給料は上がるし、低ければ下がります。当たり前ですよね。上司だって人間なので部下全員を一線で見ることはできません。必要とされる人材には仕事が集まるし、そうでなければ仕事はきません。皆さん自分が忙しいときに仕事を頼まれると「今できません」「無理です」と断ったことがありませんか? そんな状況で仕事を頼むのは必要とされているからです。できる状況だからやるのではなく、どうしたらさばくことができるのか考えてみるようにしてください。

上司との付き合い方について

やり取りは必ず相手で終わること

これは上司に限らないのですが、メールなどのやり取りは自分で終わるようにしましょう。といっても全てがというのではなく、やり取りは最低1往復半にしようということです。

これは自分が相手にメールを送る場合、相手からの返信が来て1往復です。これに最後「了解した」旨の返信をするだけです。メールは相手に必ず届くとは限りません。最近はあまりないですが、そもそも届く保証がないものです。だからこそメールが届いて確認したことを相手に通知するようにしましょう。ちょっとしたことですが、それだけで安心感が変わります。

投げっ放しにしない

仕事ができる人にあると思いますが、自分の対応には問題がないというように行動するケースがあります。例えば上司の確認を待っている場合、相手に「確認お願いします」と投げたきり待ち続けるような場合です。そのためスケジュールに遅延が生じると上司が確認しないことが原因であるといいます。けれどもこれは確認を完了させることを怠った結果に過ぎません。上司は暇な訳でも全ての事項を覚えてくれるとも限りません。確認待ちで進行が滞る場合は自分から解消するように行動しましょう。

丸投げを許容すること

実際にあった話ですが、曖昧な指示が嫌なので頼むときは所定のフォーマットに全て埋めるように言ってきた人がいます。しかもその項目の数が非常に多い。誰がそんなものを書くのでしょうか。だいたい人がいうことなんて曖昧なものが多いです。指示が簡潔な人の方がめずらしいでしょう。曖昧な指示が嫌というよりも考えることが嫌なのでしょう。業務を遂行するには曖昧な指示の中から自分で取捨選択をして必要な行為を選びます。それを上司が行うのならあなたがいる必要がありません。

業務依頼のフローを作ることは大切です。しかし物事の主体は相手にしてください。自分がやりやすい方法ではなく、相手がやりやすい方法を選ぶことです。その方が結果的に自分も楽になると思いますよ。

査定では諦めずにアピールすること

最後に査定についてです。査定の面談が面倒くさいとお思いの方もいらっしゃることでしょう。やる前から諦めている人もいますよね。けれども諦めたらおしまいですよ。もちろん査定内容はそれまでの成果によるものなのである意味決まっているといってもいいでしょう。しかし面談時のアピールいかんで1段階変わることもあります。現状維持がアップになることだって可能です。

自身の成績を数値化した資料を作ったり、達成や実現したことを項目を列挙して提出するなど評価者が評価しやすいようにすることで有利に交渉をすすめることができます。上司を納得させられれば第一段階は突破です。納得させられなかったらそこから課題点を見つけ出せばいいのです。とにかく最後まで諦めずに行動してください。

働き始めは頑張っていたけれども職場に慣れるに従って惰性となっていることってありませんか? 何でもいいやすい環境だからといって上司に対して突き上げるような発言をしたりとか。自分の意見をいうのはもちろんいいことです。仕事においてプラスになることはどんどん言うべきです。しかしそれが余計な摩擦が生じるだけだとしたら言っている内容が本当に正しいのか、それは周りの目からみてもそうなのか、言い方に間違いはないのか、よく考えてみてください。

次回は最終回、会社との向き合い方についてです。

給料が上がる働き方について

給料が上がる働き方給料が上がる働き方を伝授します
社員10人規模から上場企業まで経験し一度も査定で給料が下がったことがないA氏が給料が上がる働き方を伝授します。

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