【第1回】転職の理由はキャリアアップ

職場を変えるのは、それぞれ色んな事情がある。私の場合は、正規の職員としての転職の理由はキャリアアップだった。

最初の病院:二次救急の中規模病院

最初の病院は、二次救急の中規模病院。 二交代勤務。 日勤での担当患者数は平均十六人。 夜勤では二十四~三十人。 今どき珍しい八人部屋もある。 昼休みに水分も摂れないのは当たり前、夜勤の終わりに出勤の人とすれ違うほど忙しかった。 休みのときにスタッフが足りないからと出勤を命じられたこともある。 家に帰って倒れこむように寝る毎日。 目の前のことをこなすだけで精いっぱい。 忙しさで充実感を得られるタイプなら合うだろう。 体力の限界を感じ、もう少しゆとりのある病院への転職を決意。

二番目の病院:中規模病院

二番目の病院は、二次救急でもベット数が半分くらいの規模の中規模病院。 二交代勤務。 日勤での担当患者数は平均十二人。 夜勤では十八人程度。 オバチャン率が高いので、余程のことがなければしっかり休む。 夜勤後も昼前には終わるので、仮眠後に出かける余裕もあった。 細かく診療科が分かれてなく、呼吸器、循環器、消化器、内分泌などが内科として大きくくくられていた。 また ICUのない病院だったので急性期から慢性期まで看ることができた。 ごった煮なので、特定の専門科で長く勤めた人にはかなわないが、よくある疾患の検査や治療についてそれなりに勉強することができた。

そして、自分の中でもっと勉強したい分野がハッキリとした。 呼吸理学療法士を取得し、臨床で経験を積みたい。 呼吸器科のある病院への転職を決意し、採用試験を受けた。 無事に合格し都市部の公的病院で働くことになったが、希望の呼吸器科には配属されなかった。 さらに職場の人間関係が悪く、体調に影響を及ぼすようになったため、しばらくパート勤務と派遣で今後のことを考えることにした

次回に続きます。「転職の時に考えておくこと」です。

ジプシーナースについて

ジプシーナース現役看護師のジプシーナースが医療業界を語る
医療業界の勤務実態や裏事情を赤裸々に語ります。中規模の病院から公的な病院まで多数の医療機関を経験した看護師の話です。

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